くすぐり| 両儀気功研究所

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くすぐり

 一番インスタントな方法ですが、効果も大きい方法です。但し、是は自分で自分を
くすぐるのではなく、両親でも子供でも誰でもかまいませんが、他人にやって貰う事
です。仰向けに寝かせ、横腹をくすぐります。だいたい30秒から1分間位行います。
ちょっと、自分の横腹を触ったり、くすぐったりしてみて下さい。なにも感じない筈
です。ところが他人に横腹をちょっとでもくすぐられると、飛び上がる程感じるもの
です。この方法でやっても貰うと30秒など、とても耐えらえられません。「やめて
呉れ!やめて呉れ!」「たまらない」と大声を出して、のたうちまわる人がほとんど
でしょう。ここは、普段使われる事が少ない筋肉です。それを、くすぐる事によって
刺激を与え、筋肉から背骨に刺激が傅わり身体の悪い所も治ってしまうのです。寝た
きりの病人でも起こさずに短時間で出来ますし、子供でも老人でも出来ます。最初は
少ししか、がまん出来なかったものが、だんだんと30秒から1分くらいは、がまん
できるようになってきます。今、早速行ってみたらいかがでしょう。

そり返り

 先ず両足を少し開いて、思いきり両手を開きながら状態を後ろにそらします。両手
を開きながら、そる時に、思いきり息を吸います。そして、充分にそったところで息
を止めます。非常に苦しく、だんだん顔が真っ赤になってきます。だいたい20秒~
30秒ぐらい息を止めたまま、がまんして下さい。それから上体をゆっくり起こしな
がら息をハーッと吐きます。このそり返りは、朝・晩1回ずつ1日2回やるようにし
ましょう。この運動は背骨の矯正と、自律神経の機能回復を狙ったものです。上体を
うしろへそり返して伸ぱす事によって、曲がった背骨を正常な形にしますし、神経系
にも刺激が加わり、悪くなっていた神経機能が良くなってきます。普通、背骨を伸ば
す運動は良くやる事が多いのですが息を充分吸って、グッと息を止めると云う事は、
緊張状態を強いる訳ですから、自律神経に非常に強い刺激が加わるのです。それが、
背骨を伸ばしただけの運動では望み得ない、自律神経の極度の賦活状態を起こす訳で
す。どんな背骨の体操をするよりも、是だけで背骨の矯正、プラス、神経系の刺激で
全身的な機能回復が出来るのです。あとは、この運動にプラスして背骨の運動をすれ
ばいいのです。それには上体を左右にねじる事です。そして抵抗のある方をよけいに
ねじって右と左が同じくらいの抵抗になるまで行います。又、首を左右にまわす事も
いいでしょう。是も、どちらか抵抗のある方を重点的に行います。最後に腰の前屈と
後屈、という具合に行えば更に効果があがります。気軽に運動し自律神経を刺激する。